それでも走るか?!72 (続) 路上のマナー
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【路上のマナー(2)】
多少の雨でもランニングしています。キャップを被ることで顔に掛かる雨のストレスは軽くなります。
雨の日の自転車
いつものペースで歩道を走っていると、前方に傘を差しながら歩道をヨタヨタ走る自転車。
すれ違う歩行者が、傘を傾け、道を譲っていました。
この自転車の人、2つの交通ルールに違反しています。
自転車は軽車両
道路交通法では、軽車両は歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、歩道(路側帯)を通行できる、とされています。よって自転車は車道左端を走るのが原則です。
これを知らないのか、又は無視している人が多すぎる気がします。
歩道を高速で突っ走る自転車。
学校に遅れそうだから? 仕事に遅れそうだから?
以前、小学5年生の乗る自転車と歩行者が衝突した事故で、9,500万円という賠償額支払いを命じられた判例がありました。
危ない運転で急ぎ通っている仕事で稼いだ給料も、一発で吹っ飛ぶ(てゆうか、支払いきれない)額です。
自転車の傘差し運転は道路交通法違反
雨の日、当たり前のように傘を差し自転車を漕ぐ人が多い。
小柄な方が漕ぐ自転車で差す傘の位置は、ちょうど目線の高さです。狭い歩道だと恐怖を感じます。
片手で漕ぐ自転車が段差に引っかかり歩いている自分に倒れかかってきたこともありました。
これまた先日のことです。雨のなか、門前仲町の交差点で信号待ちをしていました。
警察官が交差点に立ち、交通整理をしています。
その警察官の前を、傘を差した自転車が通り過ぎていきました。
突然、逆上した(しているかに見えました)警察官が大声でその自転車の人を怒鳴りつけていました。
信号が変わり、私はその場から離れてしまい、後の顛末は定かではありません。
道交法違反となる、この傘差し自転車運転、5万円以下の罰金です。
単に知らないのでしょうか、それとも知ってて「どうせ捕まらないから」と思って乗っているのでしょうか。
傘差し自転車って、車から見ても怖い。
車道の左側を走る傘差し自転車。傘の縁が車に接触しそうなのと、微妙に蛇行しているため、思うように追い越せません。
まとめ
一口にマナーという言葉だけで片付けてしまって良いものでしょうか。正しいマナーは誰がどうやって定着させるのでしょうか。
歩道を猛スピードで走ること、傘差しながら走ること、ともに他者に怪我を負わせる可能性があります。
東京都など、自転車保険の加入が義務化されている自治体もありますが、保険に入っても加害者側の心配が多少解消されるだけで、事故発生の可能性は減りません。
乗り手の意識が変わらないのなら、自転車への取締りを厳しくするべきだと、個人的には思います。
まずは正しい知識から:けいしちょう自転車安全教室