それでも走るか? 362 頑張り続ける、には・・・
【人間の成長とは】
ランニングしていると、ふと、今まで考えたことのないようなことが浮かんできたりします。
走りながら、「働くこと」についてボーッと考えていました。
働くということは、自分を成長させることだと思っています。
自分を成長させないと、新しいアイデアなんか浮かばない。
新しいアイデアを生むために、新しい情報を取りに行く努力をします。
解らないことがあれば、理解しようとします。
足りない技術があれば、習得しようとします。
単純思考、単純作業がAIに取って代わり、人間はもっと頭を使うことを要求されるようになります。
これからもっともっと、頭を使わなきゃならない、継続的に。
そして、人生100歳時代を迎えます。
数年前に出版されたベストセラー『LIFE SHIFT』。
書籍内に出てくる3事例に、近い自分をあてはめてみても、“生涯現役”でいなきゃならないことは間違いなさそう。
現役でいる、ということは、成長し続けなきゃならないということ。
ということは、死ぬ直前まで成長し続けなきゃならない、ということ。
成長のスピードが緩んできて、止まって、死を迎えるのではなく。
死ぬまで成長を続けなきゃならない、ということ。
これって、自然の摂理に反していないだろうか・・・。
成長には「循環型」「永続型」「複利型」の3種類があるといいます。
生物は生まれて成人して成長が止まり、死んで腐っていく「循環型」。
これが人間の自然な姿。
働いていると、各個人の“生の循環サイクル”に関係なく「永続型」を求められる。
企業の”ゴーイングコンサーン”に合わせて、自分も無理やり成長させ続けなきゃならない。
なんか、無理があるように思えてならない。
でも、自分を仕組みに順応させないと生活できない。
だから、無理して頑張る。
いかに楽しくできるかが、鍵だったりしますね、継続させるためには。
そのためには、健康が大前提。
肉体と精神が万全であること。
バランスのとれた食事、充分な睡眠、そして適度な運動。
人生を“走り切る”ため、ランニングは続けなきゃ、だな。