それでも走るか?! 116 身近な場所に歴史を感じる 発見も楽しいランニング
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【気になる建物】
お気に入りのランニングコースである多摩川土手。
その土手沿いに、風情のある建造物があります。
色合い、形が独特。
特別感が漂っています。
以前から気になっていました。
水門
水門は排水や船の通行、また洪水や高潮の時は河川の氾濫を防ぐ役割も担っています。
多摩川沿下流付近、JR東海道線が渡る六郷川橋梁から河口にかけて、4つの水門があります。
そのうちの1つ、六郷水門は1931年に完成した水門です。
六郷水門
多摩川河口から4kmほどにある、ドイツ人による設計とも言われている六郷水門。
1612年に完成した農業用の水路“六郷用水”の排水口にあたります。
2018年2月、故障によりゲートの開閉ができなくなっていたものの、復興工事も終え、完成から90年経った今でも機能している水門。
側面の壁に“金森式鉄筋レンガ”という、当時としては最新技術も投入されています。
土台の赤レンガといい、丸みを帯びたシルエットが良い味を醸し出しています。
特に、壁面上部に取り付けられた灯籠が、時代と風情を感じさせてくれます。
水門に掛かる欄干に旧六郷町の町章がデザインされていたり、細かい部分まで拘って作られている水門。
基本機能だけを備えた周辺の水門と比べて、明らかに独自の雰囲気を持っています。
何気ない通り道が、実は歴史的に有名な場所だったり、歴史的建造物があったり。
いつも走っているランニングコースに、何か面白い発見があるかもしれませんね。
参考URL:https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000099110.pdf