それでも走るか?! 129 『ヒトラーの忘れもの』という映画
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【『ヒトラーの忘れもの』という映画】
家で筋トレ、ストレッチしながら観ていた映画の紹介。
Amazonプライムで何気なく観始めました。
“柔らかい”題名なので、軽い気持ちで観始めたら、やられました。
めちゃくちゃ重い内容。
途中、ドキドキに耐えられず、音を消したり早送りしたり。
概要
第二次世界大戦直後のデンマーク。
ナチスドイツに敷設された地雷撤去のために送られた少年兵と、それを指揮するデンマーク軍曹の物語。
この軍曹、冒頭のシーンでデンマークから列をなして撤退するドイツ兵をボコボコにぶん殴ります。
ドイツ軍に対する憎しみは相当なもの。
当然、ドイツ軍への憎しみは少年兵にも向けられ、罵詈雑言と共に冷酷な命令を下す軍曹。
そんな中、一人の少年兵が爆死したことにより、軍曹の気持ちに変化が現れ始めます。
物語は、地雷除去という緊張感極まりない作業が淡々と続く中での心の変化を描いています。
感想
少し間違えれば一瞬にして吹っ飛ぶ極度の緊張感も、繰り返すことで慣れてしまう
慣れが些細なミスを誘発して死に至る。
観ている側も、繰り返される地雷掘り起こし作業を観慣れてしまい、除去した地雷は信管を抜いているから安心と思って観ていると、いきなりドカンとなる場面に驚かされたり。
エンドロールで知らされる現実・・・
2,000名を超えるドイツ軍捕虜が除去した地雷は150万個以上。
半数近くが死亡、または重傷。
彼らの多くは少年兵だった。。。
戦争を起こしてはいけない、と痛感させられる反面、一般民は政治を動かすことなどできず、徴兵されて犠牲にならざるを得ない現実。
いろいろな意味で心に残る映画でした。