【暗闇でのランニング】
身体を冷やす雨。
夏以外のランニングは、できるだけ雨を避けたいものです。
基本的には早朝走るのですが、先日は、翌朝の雨予報を見て、雨が降る前に走ってしまおうと、日付が変わる時間帯にランニングに出かけました。
街を抜けて河川敷に出ると、街灯がなく真っ暗です。
他のランナーとの接触が怖いので、とりあえず持っていたスマホのライトで所在を明かしながら走ります。
深夜1時の河川敷は、人のまばらでほとんどすれ違うことはありません。
しばらく闇の中を独りで走っていると、遠くから「チャリン チャリン」と音が聞こえてきました。
鈴の音?
暗闇の中だと、聞こえてくる方向がつかめません。
夜中の1時に鈴の音。
普段走る早朝も、今の季節は真っ暗ですが、深夜ということだけで普段感じることのない恐怖を覚えます。
ゆっくり、だんだん大きく聞こえてくる。
ああ、めちゃくちゃ怖い。
所在が分かるようで分からない、どこから聞こえているのか分からない、だんだん近づく音が、恐怖感を増します。
音の正体は・・・、前を歩いている人が持つ鈴でした。
登山で携帯する熊避け用の鈴?こんなところに熊なんて居ないのに。
夜中に鈴は、やめてくれ。
深夜、暗闇の中で聞こえる鈴の音は恐怖でしかありません。
精神衛生上よくない深夜ランニングでした。