それでも走るか?! 262 ランニングにハマるきっかけが分かる??
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【走ってみたいと思っちゃう本、という本】
以前、習慣化するためのノウハウについて書かれた本を紹介しました。
目標は、できるだけ小さく設定し、達成感を積み重ねていくことで習慣化する、という方法でした。
好きなことなら、苦労しなくても習慣化するのであって、そもそもランニングを好きになれれば小細工なんて要らないんです。
著者は女優の秋野暢子さん。
新しい本ではないのですが、友人にランニングさせるきっかけとなるか、試しに読んでみました。
タイトルからして、“読んだら、走りたくなっちゃう”のを期待しました。
私の場合、走ることは「ああ、気持ちいいなあっ」ってひたすら快感。
汗をたっぷりかいて爽快!
と、著者は元から走ることが好きだったそうで、走る気が全く無かった人が、どういうきっかけで走りにハマったのか、に書いてあるのかと勝手に思っていたのでちょっとガッカリ。
いまではもう学校教育において体罰的なことはなくなってきているけど、昔はバツとして「校庭10周!」なんてありましたよね。
スポーツしている最中は水を飲んじゃいけないという風習もありました。
確かに頷けます。
これらのランニングへのイメージの悪さが障害となっている、と指摘しています。
そんな話から始まって、漫才師、司会業で活躍し、2000年に芸能界を引退した上岡龍太郎さんの言葉が良いのです。
「フルマラソンというのは、ここにくるまで練習して練習して、何のトクにもならん努力して。それはもう、ゴールしてんのと同じくらいスゴイことなんです。
もし苦しゅうてイヤになったら、やめりゃいいんです。
ソラ~、やめる勇気って、ものごっつう勇気でしょ。
3歩でやめてもエエから。3歩でマラソンをやめる勇気ゆうたら、そらスゴイでェ~」
著者は、この言葉をきっかけにフルマラソンを走るようになったそうです。
その後、内容は体験記に続き、ランニングを続けるための秘訣、後半は身体のメンテナンスなど、ランニングに関する一通りの知識を得られます。
まあ、この本を頑なにランニングを拒否する人にいきなり読ませても効果なさそうですが。
まず小さな達成感を味わってもらって、この本のようなモチベーション向上系の本で弾みを付けていくのがよい使い方なのかもしれません。