それでも走るか?!㉗ マインドフルネス マインドフル・ランニング
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【心の健康(2)】
ランニングは身体だけでなく、心にも好影響を及ぼすと言われます。
今回は"マインドフル・ランニング"と名付け、ランニングを心理療法に取り入れたイギリス人カウンセラーの著書を紹介します。
【心を整えるランニング(ウイリアム・プーレン著)】
新鮮な空気を吸いながらゆっくりと長めの距離を走るとき、突然、人生の答えが見つかったような、クリアな感覚を味わったことはないだろうか。
冒頭、このような文章がら始まります。
確かにランニング中に悩んでいたことの解決策が浮かんだりすることはあります。
ランニングが心身のネガティブな症状の緩和に極めて効果的であるということは、科学により証明されている。
私も、もやもやした気持ちがランニングにより清々しさに切り替わる体験、"達成感"を得ることで気分が良くなることを実感できています。
著者は、屋外でのランニングを推奨しています。
自然にはとてつもない治癒力がある。環境心理学者のロジャー・ウルリッヒは、レンガの壁しか見えない病室にいる患者に比べて、窓から自然の光景が見える病室にいる患者は、術後の回復で鎮痛剤が少なくて済み、合併症が生じにくくなり、早く退院する傾向があるという画期的な研究結果を発表している。
"マインドフル・ランニング"の方法は、大きく3つのステップに分かれています。
・ステップ1は、自分自身を点検するためのテクニック
・ステップ2は、自分で選んだテーマや目標を心に浮かべながら走るテクニック
・ステップ3は、ステップ2を振り返って、その内容や感覚を記録する
更に、各ステップは細かく分かれており、その方法が詳しく書かれています。
最後に振り返り自分の心境に目を向ける。
そこで様々な気づきや発見を得られる、ということです。
究極の集中状態「フロー」のループに入る
"マインドフル・ランニングは"もっとも取り組みやすいフロー体験の手段"だと私は考えている。
一流のスポーツ選手が「ボールが止まって見えた」「一瞬が長く感じた」という極限の集中状態を「フロー」といい、 "マインドフル・ランニング"によりこの状態を体験できる、と書かれています。
フロー状態になると、自分と走りが一体化したような感覚になり、いつまでも走り続けていたい心境になるそうです。
マインドフル・ランニングは、心と身体の両面からの落ち込み・うつに対処することができる。
心理面での改善が大きく見込まれる、この"マインドフル・ランニング"。
ちょっと意識しながら、今日から走ってみようと思います。
精神的に追い詰められる、深刻な状態になる前にこちらもお読みいただければ幸いです。