それでも走るか?!㉕ "骨"を意識しパフォーマンスアップ
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【「筋肉よりも骨を使え」という本】
印象的なタイトルに惹かれ、読んでみたら面白かったので。
武術研究者の甲野善紀さん、スポーツトレーナーの松村卓さん、2人の対談をまとめたもの。日本古来の武術による身体の使い方を取り入れ、スポーツは筋肉ではなく、骨を意識すべきだ、という考え方。
対談なので、話題があっちこっちに飛び回ってるようにも感じましたが、そこがまた面白い。
たとえば、
『"火事場でおばさんが大きなタンスを担ぎ上げて逃げたという話がありますが、その時にタンスを見て「これ、私に持てるかしら」って考えたら絶対に持てないですよね。できるかできないかを判断しようとするからできない。』
『「苦労知らず」のほうがここ一番に強い』
『日本人と西洋人は身体の使い方が違う』(日本の"弓"と西洋の"アーチェリー"を例に議論)
『「骨から動く」と気配が消える』
『足の指が開くと力が出せない』(5本指ソックスの否定的議論』 等など
2人にしか理解できないような会話もあったりします。
主となるメッセージはブレてないので、話に一貫性があります。
ランニングに関しては、腹筋を鍛えると走るのが遅くなる。お腹は柔らかさを保ち、素直な身体の動かし方を身につけるべきだ、ということらしいです。
本で読んだだけなので実感は湧きませんが、その効果を実際に体験すれば驚きは深まるんでしょう。
この本の前段にも記されていますが、発想を変えることでもっと自由な生き方ができるのでは、と考えるきっかけになる本です。