【ラクダのコブ】
今日は、気分を変えてロードバイクの話を。
ロードバイクを購入した時、走行フォームに関してショップの店長から「骨盤を立てて、ラクダのコブを意識して」と言われました。
ラクダのコブは、キツい
実際に自分のフォームを見てもらって指導してもらったんですが、無理のありそうなキツい態勢。
書籍やネットでも"ラクダのコブ”が理想的姿勢として議論されていて、正しい考え方というのは理解できます。
実際漕いでみると、両足へしっかり力が掛かるのは実感できます。しかし骨盤を立てるよう意識して漕ぎ続けると、腰から背中、肩が張ってしまい数日間疲れが残ってしまいます。
バイクのセッティングが原因か?
指導してくれたショップの店員さんに、
・正しいと言われているフォームで漕ぎ続けると、身体が痛くなる
・バイクのセッティングが身体に合っていないのではないか?
と相談したところ、
「セッティングは合っています。要は慣れですよ、慣れ。」との回答。
事後ストレッチが足りないのかと思い、30分以上かけてじっくりほぐしても、疲れと痛みが残ります。
乗っている時は楽しいのですが、数日間残る疲れが嫌になり、乗る頻度は月イチ数キロまで落ちました。
試行錯誤の末、出会った本
ロードバイクに乗らなくなってから暫く経ち、たまたま見つけたのが『自転車の教科書(堂城賢 著)』。
著者は長野県で「やまめの学校」という講座を開き、自転車の乗り方を指導しています。著書で解説されているのは「おじぎ乗り」という、背中をまっすぐにした"おじぎの姿勢"でした。
「ああ、これで良いのか」
骨盤立てに疲れてくると、無意識に背中を反らして疲れを逃がすポーズをとっていましたが、それが”おじぎ"に近い姿勢だったんですね。
本を読んで実践なので、解釈が間違っている部分が多少あるかも知れません。
「おじぎの姿勢」は、"骨盤を立てる姿勢”ほど両足に力が掛からないのですが、私の場合は100kmを流す乗り方の場合にはしっくりきました。
流すときには「おじぎの姿勢」、急加速するときは"骨盤を立てる姿勢”と使い分ければいいんです。
何よりも良かったのは、今まで数日間悩まされた痛みはほとんど残らなくなったこと。
身体に痛みが残ると悩んでいる方、試す価値はあります。ぜひ、一読してみてください。