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slickrun’s diary

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それでも走るか? 530 ”優しい”展覧会

       【李禹煥

2週連続で国立新美術館に行ってきました。

今回は、韓国で生まれ、日本で活動している李禹煥さんの個展です。

会場入り口で、冊子状作品リストのそばに「李禹煥鑑賞ガイド」をみつけました。
彼の生い立ちから作品志向の流れが記されていて、展示品の理解を深めるものでした。

視覚だけでなく、聴覚に訴える作品もあります。
カチャカチャと、踏むたびに音が鳴る、岩が敷き詰められた部屋は芸術の体験版といったところでしょうか。

一つ一つの作品をゆっくり噛み締めながら味わう。
ジワジワと旨味が染み出してくる感覚が心地ちよい。
押し付けがましくなくて、こちら側にやさしく触れてくる。
拒否したければ、拒否すればいいし、受け入れたければ、どうぞどうぞ。
うまく表現できないけれど、そんな感じ。
どことなく、優しい印象です。

唯一、撮影を許されていた作品。
野外展示場に飾られていました。
一面に砂利が敷き詰められている広いスペースの真ん中に据えられたオブジェ。
砂利を踏みしめる音を聴きながら、作品のまわりを一周します。
李禹煥鑑賞ガイド」によれば、フランスのヴェルサイユ宮殿でも披露された作品と同形のもののようです。
人が入らないように写そうとして、こんなアングルになっちゃいましたが。
ぜひ、現物を正面から観ていただきたいものです。

どこまでが建物の一部でどこからが作品かわからない。
境目がわからないのが、また面白い。

デトックス効果のある、というか、心のモヤモヤを取り除いてくれるような、そんな展覧会でした。

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