【『Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!』という本】
数字を並べられると、説得力が増します。
大雑把にカテゴライズされていますが、テーマが多岐にわたり興味を惹くものばかりでした。
自由にのびのび書かれているな、と思ったら、巻末の『謝辞』で、機関紙のコラムを一冊にまとめたものである、と書かれていました。
まぁ、私見を都合の良い数字で説いていると感じる部分があったり。
裏付けの足りない部分があったり・・・しますが。
読み物としては面白いと思います。
数字で世の中を正しく理解する、という本としては、『FACTFULNESS』が有名です。
もちろん、テーマとする題材は共に異なりますが、個人的には、この『Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!』のバッサリというか、端的な物言いの方が好みだったりします。
読んでいて何となく思ったのが・・・
数字の説得力。
思い込みの危険性。
表面的に、情報の一部を、たまたま知っただけで全体を理解した、と勘違いすることの危険性。
多角的に物事を捉えることの大切さ。
21cmで350ページ超と、すこし大きめの本です。
各センテンスが4~5ページにまとまっており、中断しやすくて。
通勤電車で読むというよりは、枕元に置いておいて、寝る前に数ページずつ読み進める感じがよいと思います。
小話のネタ集めに、いかがでしょう。