それでも走るか? 349 両立って、むつかしい
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【『運び屋』】
クリント・イーストウッドの監督、主演作品。
2018年公開の『運び屋』という映画、Amazonプライムビデオで観ました。
クリント・イーストウッドの作品といえば、『ミリオンダラー・ベイビー』や『グラン・トリノ』など、ちょっと後味の悪~い作品もある印象。
今回も“警戒”しながら観てみました。
まあ、“運び屋”っていう題名からして、あまり良い終わり方はしないだろう、と予感していましたが。
意外に、後味の良い終わり方。
「愛してる?昨日より今日はもっと?」
「明日ほどじゃない」
病床の奥さんとの会話が印象的でした。
麻薬取締官の目的としては、麻薬カルテルの摘発だと思いますが、映画では、運び屋である主人公(アール)が逮捕され裁判にかけられ有罪となるところで終わっています。
個人的には、肝心の麻薬カルテルは摘発されたのかが気になるところ。
それにしても。
この映画のテーマである、家庭と仕事との両立。
昨今、テレワークが浸透して、家族と顔をあわせる機会が増えましたが、逆にギスギスしたり。
やっぱり家庭と仕事の両立って、難しい気がします。
中盤あたりから、なんとなく落としどころは想像できてしまって。
実話が元になっているから、故意に、大きく趣向を凝らすのは難しいということでしょうか。
クリント・イーストウッド本人の出演は、『グラン・トリノ』以来、約10年ぶりだそうで。
クリント・イーストウッドの娘さん(アリソン・イーストウッド)も出演してますし。
人生のやり直しに間に合った。
ある意味、ハッピーエンドな映画。
オススめです。