【「ゾーン 相場心理学入門」という本】
大事なときに冷静さを欠き、恐怖を感じて失敗する。
株やFX、先物取引など、チャートを見て判断しトレードするために、身につけるべき心構えの本。
優位性のあるトレード手法の解説本ではなく、“気の持ちよう”に特化して書かれた本です。
トレードしない人にもお勧めだよ、と友人に借りて読んだのですが・・・
私にとっては、読みにくい本でした。
理解するのに何回も同じところを繰り返して読んだり、気づいたらうたた寝していたり。
330ページを超える本ではありますが、要点としては「根本的事実」の5項目、「一貫性の原理」の7項目。
すでに知っていることばかりかもしれませんが、再確認の意味もあって。
大事なことが何度も繰り返し出てくるので、記憶に残りやすいと思います。
未来を正確に予測することなんか出来ないのに、「このチャートの形、以前と似たパターンだから次はこうなるだろう」と勝手に思い込み、リスク無視でエントリーして、予測した結果と食い違って失望する。
どうせ未来は誰にも分からないんだから、外れて当たり前。
しっかりリスク管理して、確率で勝負しましょう、ということ。
一部は、トレードに限らずとも、ありえる話です。
必要な知識を頭に叩き込んで、練習して身体に覚え込ませて、本番に望んだら冷静さを欠いて失敗する。
トレードに関する専門用語を知らなくても読み進められます。
恐怖の克服方法に関する記述も、面白い。
トレーダーに限らずとも、ここ一番のところでいつも上手く行かないような悩みを持つ人には参考になると思います。