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slickrun’s diary

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それでも走るか? 368  必要なのは“抗う”姿勢と“変化”の前提

  【『生命科学的思考』という本】

  難しいテーマですが、読みやすい本でした。

 生命(人間)の特性を意識した上で生きる。
 楽をしたいと思うのは、生命として自然な衝動。
 でも、抗うことがなければ成長しない。

 後半で、生命の変化を会社に当てはめています。
 生命科学的思考を経営・ビジネスに応用する、という項目。

個体としての成長は、既存事業の売上増に該当します。人間に成長期があるように、一定期間、事業は順調に成長します。ところが、生命の仕組みでは、無限に成長する個体というのは存在せず、やがて必ず老いていきます。

永遠に単体事業で成長し続けるということはなく、ビジネスモデルを変えたり、なにか大きな変化を加えていかない限り、売上はいつか横ばいになっていくものです。

 そのとおりだと思います。

 事業が順調に成長する“一定期間”というものに、自分の会社人生にうまく合致していれば、順風満帆な会社生活が遅れるはずです。
 しかし、世の中の動きは早く、その動きに遅れれば淘汰されるため、企業としては存続のために変化が必要です。
 その中で働く社員も、余儀なく変化を求められます。

 昨今、使えない中年社員が話題になったりしています。
 例えば・・・
 入社した当初は、人手で行っていた業務。
 終身雇用を信じながら、その会社だけでしか通用しないような技術を先輩に仕込まれ必死に覚えキャリアを積んできた。
 IT化が進み、入力業務はRPAに置き換わり、AIも徐々に浸透。
 大量定型業務は全てマニュアル化され、だれでもできる仕事となり、つぎつぎに委託化。
 携わっていた社員は、余剰となり、新たな事業へ回されていく。
 次は自分の番だ、と気づいた時、長年、その分野で積み上げてきたものが無になることを悟る。
 新たな職場は、新規事業。
 周囲は若手社員ばかり。
 次の職場で配属される社員は若手ばかり。
 新しいことを覚えるには、歳をとりすぎており、習得スピードの違いを嫌でも認識させられる。
 会社の在籍期間が長いため、年功で、貰っている給料はそこそこ高いが、生産性はほとんど無し。
 周囲の冷たい視線にさらされるようになり、扱いに困った上司が、早期退職を持ちかけてくる・・・。

 企業であれば、こういうこと、ザラにあると思います。
 双方にとって、不幸な話です。

 こうならないためには、必要なのは“抗う”姿勢と、“変化”を前提とした考え方が必要。
 1年後には、全く違う仕事に携わっている可能性があること。
 変化にさらされるのが当たり前であること。
 これらを常に意識しながら、“前のめり”気味に日々を積み重ねていくしかないんでしょうね。

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