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slickrun’s diary

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それでも走るか?! 282 実話に基づく、珍しいスペイン映画

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   【『グレイハウンド』という映画】

 2017年公開のスペイン映画です。
 Amazonプライムで鑑賞しました。

 国際治安支援部隊としてアフガニスタンに駐留するスペイン軍。
 車両で移動中、タリバン武装ゲリラに襲われ兵士が負傷。
 駆けつけた軍医の乗るヘリが、着陸で軟弱な地盤にハマり転倒しローター破損。
 破損したヘリと、負傷兵を無事運び出すまでを描いた映画です。

 戦争・戦闘ものだとアメリカ映画ばかり観ているので、スペイン語が聞けるというのは新鮮。
 同じく実話に基づいたヘリコプターの絡む戦争映画『ブラックホークダウン』と比べると、壮絶さはありませんが、淡々と流れるストーリーには、現実味を感じます。

 アラーに捧げる雄叫びをあげ、スペイン兵に向かって行く。
 人海戦術でスペイン軍にジリジリと近づいてきます。
 木製の銃把で、どう見ても旧式のカラシニコフで立ち向かい、バタバタと倒れていくゲリラ。
 見ていて何だか切なく感じました。

 友軍のヘリを地対空ミサイルで撃とうとするタリバン兵を、女性軍医が拳銃で射殺するという、この映画の、ここ一番の見せ場であるシーン。
 単なる軍医が、拳銃の扱いに慣れ、砂ぼこりで視界が悪く、距離が離れていたのに数発で仕留めるという命中率の高さに違和感を感じながらも、命を助ける立場の人間が人を殺める心情の葛藤を、もう少し詳しく描写してもらいたかったと思います。

 展開のオチとしては、ギリギリで単機、弾薬を満載補給して戻ってきた戦闘ヘリが現れるシーン。
 パンチには欠けるものの、そこは実話に基づいているということで。
 因みに、その戦闘ヘリは、アメリカ映画で見慣れたアパッチではなく、ティーガーというユーロコプターだそう。

 派手な戦闘と、奇想天外なストーリーを求めるなら、物足りないかも。
 戦争映画好きなら、普段見慣れたアメリカ兵器とは異なる兵器が見れて楽しいかも。
 軍医ってストレートにカッコいいな、と思えた映画でした。

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