【「カズのまま死にたい」という本】
50歳過ぎてもハードなサッカーを現役でプレーできている人。
年老いてもランニングを続けたいと思っている自分のプラスになるのでは、と思い読んでみました。
実績を残し、パフォーマンスを持続させている人の含蓄には得るものは多そう。
あらゆる事にモチベーションが下がりがちな自分にも参考になる部分を期待して。
サッカーに疎い私としては、大半がピンとくる内容ではなかったのですが、心を掴まれた記述について一部紹介させていただきます。
『物事に取りかかるときに「よくないんじゃ・・・・」と後ろ向きなのと「大丈夫だろ」と楽しめるのでは。結果も違ってくる。』
視点を変えて前向きになれば、パフォーマンスも結果も良い方向へなびく、ということでしょうか。
『「毎朝6時に走る」と決める。~どんより暗く。雨も降っている朝には、「今日はいいか」と悪魔がささやく。「休んでいいんじゃないの。雨だし」「いや雨だってサッカーするだろ」。それは自分との闘い。』
スポーツの基礎は走ること、という認識のもと、トッププレイヤーも習慣としてい
るランニング。
朝ランを決め事としている自分としても、すごく共感できる話です。
『毎日毎日、反省する。充実も味わう。そんな一日に感謝ができるようになった。ひたすらサッカーを頑張る。そこに特別なものはない。プレーする。ダンスする。人が喜んでくれる。それがうれしさとなって自分に返ってくる。』
我々サラリーマンも、人、社会に役立つことを行うことで給料を戴いています。
しかし接客業でもなければ、お客さまの反応を感じることができません。
自分の仕事の社会貢献性を、改めて考えてみる良いきっかけになりました。
『経験とは、いろんな条件の下で戦い、生きてきた幅のことだ。そして生き残るということは、状況に順応できるということ。』
仕事が変わる、社内異動になる、環境が変わる。色々な状況に自分を順応させてきて今がある。
自分にだって"人間としての幅"が出来ているはず。
『「こんな女性いるのか」と僕の胸が震えたのは19歳。伴侶の美しさを、超える女性は僕のなかでは見当たりません。』
自分の妻のことを、このように公言できる人って、やっぱりカッコいいです。
まとめ
日経新聞のコラムをまとめたものですが、各コラム一つ一つの内容が纏まっていて読み応えのある本でした。
サッカーに興味のない人、知識が無くても楽しめる、心に残る本です。
オススめです。