【『ゼロベースランニング』という本】
ランニングで、膝や足の裏、踝のあたりが痛くなることがあります。
その都度、患部を治療しいていました。
『ゼロベースランニング』で著者は、その原因を「姿勢」にあるとしています。
重力という自然の力をランニングに生かせないと、使わなくてもいいエネルギーを使って、余計な疲労を抱えなければいけなくなるのです
カカトで着地すること、腕を大きく振ることは間違っている、と指摘しています。
走りにまつわる思い込みを一旦忘れて“ゼロベース”で考え直すべきだ、と主張しています。
ランニングの技法を解説する、様々な書籍やインターネットサイトが存在し、何が正しいのか、何が自分に合っているのか分からない状態です。
人間として無理のない“素”の動きを考えてみよう、ということのようです。
本文の項目を一部紹介すると、
・母指球で踏み込まない
私も痛みに悩まされた“オーバープロネーション(過回内)”は、間違った踏み込み方が原因。特別なインソールやテーピングは必要ない、と主張しています。
・腕は「振る」のではなく「振られる」
腕を「振る」ことに意識すればするほど胴体は固まり、肩がこる、と。
・胴体の動きは四肢の動きに先行する
・下げる手の動作に注意
・大転子から胴体の動きを引き出す
・胴体を先行させてスピードを上げる
など、常識を覆すような興味をそそる表題が見られます。
脚を痛めることのない、怪我のないランニングを目指しましょう、ということです
ランニング上達には、ランニングの“量”(=距離)ではなく、“質”を求めるべき。
距離を多く走ったからって上達しない。多く走って満足するべきではない。
<感想>
長い距離を走って、量をこなして満足していました。
痛みが出れば、量をこなした成果だと自己満足に浸ることもありました。
身体に負担を掛けて続ければ、いつか走れなくなってしまうかもしれない。
今後、ランニングという趣味を続けていくためにも、一旦、冷静に自分の走りを見直したほうが良さそうです。