それでも走るか?!170 海っぺりに建つ ふしぎな鳥居
【ふしぎな鳥居】
今日はランニングの目的地にもなっている、不思議な鳥居の話。
東京都と神奈川県の境を流れる多摩川の河口付近。
羽田空港の脇、東京湾を望むように鳥居が建っています。
そう、鳥居だけポツンと。
昔は、更に空港寄りに建てられていたそうで、駐車場のど真ん中に鎮座していました。
穴守稲荷
羽田は、江戸時代中期に埋め立てられ、新田開拓が行われてきた場所である。当然塩害や水害に悩まされ続けたが、やがてこれらの被害から開拓地を守ってもらいたいと、伊勢神宮から外宮の神さま・豊受姫命(とようけびめのみこと)を勧請して神社が作られることになった。それが現在に続く「穴守稲荷神社」の始まりである。
京浜急行の駅名にもなっている穴守稲荷神社。
海際に位置する土地の災いを無くすために建てられた神社だったんですね。
神社は内陸側に移転していますが、鳥居だけが取り残された状態、というわけです。
あいつぐ作業事故
鳥居を取り壊そうとすると作業事故が起きたそうです。
しかたなく、昭和29年に鳥居を残したまま、ターミナルビルを建設し滑走路を拡張。
この時の工事でも、死傷者が続出したそうです。
昭和57年、空港の拡張計画が具体化し、ふたたび鳥居の撤去が決定した直後の2月、機長の操縦ミスにより着陸直前の日航機が墜落しました。
この事故により“祟り”の信憑性が増すことになり、撤去は中止となったそうです。
そもそも鳥居は、神の世界と人間の世界を区切っている“門”です。
神様の祀られている神社とセットもの。
鳥居だけでは機能を果たさないかもしれませんが、私にとっては、パワースポット。
朝日を背負った鳥居の姿には、神々しいものを感じます。
今朝もしっかり、エネルギーを戴いてきました。
参考URL:撤去作業で変死続き… 羽田空港にある「のろいの鳥居」とは? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)