【『1917 命をかけた伝令』という映画】
今年、2回目の戦争映画。2020年公開の映画です。
Amazonプライムで観ました。。
ワンカット撮影で話題になっていた映画です。
若い兵士二人が、最前線で総攻撃のタイミングを待つ友軍の部隊に、攻撃中止の伝令を伝える任務を託されます。
1日のうちにというタイムリミットと、”君たちが失敗すれば1,600人の部隊兵士が全滅する”とプレッシャーを掛けられて。
細かい情景がリアルです。
塹壕を小走りするシーンがありますが、とにかく長い。
塹壕の中を小走りする姿を、延々と撮り続けています。
イギリス軍の塹壕に比べ、ドイツ軍のものは丁寧に造られてるような、こまかい違いが見られます。
放棄したドイツ軍陣地にあった薬莢の山。
軍からの放出品でしょうか、とにかく大量の薬莢です。
動く動物も上手く撮れてます。
ドイツ軍の塹壕でネズミに出くわすシーンがあるのですが、台本に沿ったように動きが意図的だったり。
ワンカット撮影で連続しているシーンの中で、絶妙なタイミングで一鳴きして飛び立つカラスとか。
妙にリアルな馬の死体、犬の死体、そして大量の人間の死体。
この映画観ていて思ったのが、ゲーム視点であること。
ずっと主人公をカメラが追っているので、RPGのような感覚。
そう、ドラクエやっているイメージです。
壊れた橋を渡っている時に、建物の中から狙撃されたり、敵に襲われ追いかけられ、銃弾の中をかいくぐったりしますが、なぜか被弾せず逃げ切れるところも、なんだかゲームっぽかったりして。
激流に流され滝壺に落ちても、生き延びてる主人公。
ここは若干リアルさに欠ける(?)部分なのかなと思いますが、そこは映画なので。
まるで主人公と一緒に行動しているかの臨場感。
最初から最後まで、息の抜けない映画でした。