【『人生改造宣言』という本】
外出しにくくなり、テレワークするようになった昨年から、読書量が増えた気がします。
どうせ読むなら、ふさぎ込みがちな気分を上げるための、生活のモチベーションを上げる書籍が良いと選んだのがこの本。
ザックリした感想としては、目新しいところはないのですが、あらゆる要素が均等に網羅されているような。
著者は、たくさんの様々なタイプの人をコーチングしてきたんだな、ということが想像できます。
各項目とも、著者がコーチングした実例が記されており、日本人の考え方、生活様式とは異なる事例も少しありますが、読みやすく、解りやすい文章です。
個人的に気になったセンテンスをあげてみると・・・
「“するべき”を排除する」
「悪いことも良いことのうち」
「頻繁にノーという」
「意図をもって引き伸ばす」
「あらかじめ許す」
「すばらしい贈り物をする」
「するかしないか」
「15回書き出す」
など。
「頻繁にノーという」「人を変えようとするのをやめる」は、スティーブン・コビーの『7つの習慣』に出てきた習慣だったり。
「15回書き出す」は、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』みたいだったり。
自己啓発本の良いところを一冊にまとめたような感じです。
初版が平成16年、読んだのは5刷目にあたる新装版なので、よく売れて読まれている書籍なんだと思います。
人生を望むものにするための考え方、習慣が100項目。
すべて実践してみれば、人生を大きく変えられそうですが、ちょっとずつ出来るところから手を付けてみる、気になる項目のみ始めてみる、という感じでしょうか。
各センテンス2~5ページの読み切りスタイルなので、仕事の合間の気分転換などのスキマ時間や、就寝前などにオススめです。