>

slickrun’s diary

美味しく食べる、呑むための、健康維持やランニングetc.のネタを配信します

それでも走るか? 417 不気味な光を放つ、生きもののような・・・

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

f:id:slickrun:20211003154206j:plain

    【『刀剣 もののふの心』】 

「刀」を観に行ってきました。

魅せる目的ではなく、人を切るために造られたもの。
生きている人間を実際に切りつけていた刀を前にすると、妙に臨場感が湧いてきます。

それにしても、美しい。
食事を作っているときに、包丁に見惚れたことはありませんけど。
機能美っていうんでしょうか。
早朝のランニングで見た、澄みわたった空の朝焼けを連想させたり。
いつか機上で見た、雲海を連想させたり。
展示されている一本一本の刀は、それぞれ異なる美しさを感じさせます。

刃文(刀の上面に見える波状の模様)に惹きつけられます。
なんだろう、この感覚。
美しい、とはちょっと違う・・・エロい、というか。
そう、なんだか官能的でした。

危ない美しさ。
自分の肌に刃をあててみたい。
切られても痛みを感じないんじゃないか、と思わせるような。

刃こぼれしている刀も展示されていましたが、逆に生々しさを感じます。

個人的にもっとも“取り憑かれた”のが、京都国立博物館所蔵の「太刀 銘 成高」。
ロックオンされて、しばらく動けなくなりました。
見つめあっているような、不思議な感覚。

観てまわること1時間半ほど。
無意識に緊張していたのでしょうか。
観終わった後、ドッと疲れが出てきました。

国宝や重要文化財も展示されています。
展示品は刀だけでなく、屏風や絵画なども。

会場では撮影禁止。
ここでは写真をご紹介できません。
ぜひ、実物を観ていただければと思います。

サントリー美術館『刀剣 もののふの心』
2021年10月31日までwww.suntory.co.jp
プライバシーポリシー